世界には約200近い国と地域があり、それぞれに独自の通貨があります。
公式通貨の数としては、世界に180種類前後の通貨が存在します。
(ISO 4217コードに登録)
国ごとに独自通貨を持つ場合もあれば、他国通貨をそのまま利用する国もあります。
世界の主要通貨
国際的に取引量が多い通貨
国際的に多いのはやはり米ドルですね。
世界の基軸通貨です。
・米ドル(USD):米国(世界の基軸通貨)
・ユーロ(EUR):ユーロ圏(ドイツ、フランス、イタリアなど20か国)
・日本円(JPY):日本(安全資産として人気)
・英ポンド(GBP):英国(歴史的に重要)
・スイスフラン(CHF):スイス(安全通貨として)
・カナダドル(CAD):カナダ(資源国通貨)
・オーストラリアドル(AUD):オーストラリア(資源価格と連動しやすい)
・中国人民元(CNY):中国。(国際化が進行中)
新興国の代表的な通貨
「新興国」とは、先進国と発展途上国の中間に位置する国々を指します。
経済が急成長しているものの、政治・金融システムがまだ不安定だったり、為替や株式が大きく動きやすい特徴があります。
ブラジルレアル(BRL):ブラジル
ロシアルーブル(RUB):ロシア
インドルピー(INR):インド
南アフリカランド(ZAR):南アフリカ
メキシコペソ(MXN):メキシコ
トルコリラ(TRY):トルコ
世界で珍しい通貨
日本ではあまり馴染みのない通貨です。
アイスランドクローナ(ISK):小国ながら独自通貨
バヌアツバツ(VUV):南太平洋の島国
ジンバブエドル(ZWL):ハイパーインフレで有名
FXの通貨ペアとは
FXでは各国の通貨を組み合わせて「通貨ペア」で取引を行います。
通貨ペアとは 基軸通貨(左側)と決済通貨(右側) の組み合わせで表されます。
例:USD/JPY = 150.00(1米ドル=150円)
主要通貨ペア(メジャーペア)
世界で多く取引されている組み合わせ通貨ペアは、
・EUR/USD(ユーロ/米ドル)
・USD/JPY(米ドル/円)
・GBP/USD(ポンド/米ドル)
・USD/CHF(米ドル/スイスフラン)
・AUD/USD(豪ドル/米ドル)
・USD/CAD(米ドル/カナダドル)
・NZD/USD(NZドル/米ドル)
クロス通貨ペア
米ドルを介さずに組み合わされた通貨ペアのことです。
・EUR/JPY(ユーロ/円)
・GBP/JPY(ポンド/円)
・EUR/GBP(ユーロ/ポンド)
・AUD/JPY(豪ドル/円)
・NZD/JPY(NZドル/円)
エキゾチック通貨ペア
新興国通貨を含む通貨ペアとなります。
ボラティリティ(変動)が大きく、流動性は低く、スプレッドは広めが特徴です。
・USD/TRY(米ドル/トルコリラ)
・USD/ZAR(米ドル/南アランド)
・USD/BRL(米ドル/ブラジルレアル)
・USD/MXN(米ドル/メキシコペソ)