ユーロ/米ドル(EUR/USD)は、世界で最も取引量が多い通貨ペアです。
外国為替市場の「基準」ともいえる存在となります。
ユーロ/米ドル(EUR/USD)の基本
USD(米ドル):米国の通貨、世界の基軸通貨
EUR(ユーロ):ユーロ圏(欧州連合の一部加盟国)の共通通貨
EUR/USDは、「1ユーロあたり何ドルか」を表します。
例えば:EUR/USDが1.08の場合は、1ユーロ1.08ドルとなります。
ユーロを公式に採用している国
ユーロ(EUR)は、欧州連合(EU)の単一通貨として導入されています。
現在ユーロを使用している国は以下の通りです。
ユーロ圏(公式に採用している国:20か国)
・ドイツ
・フランス
・イタリア
・スペイン
・オランダ
・ベルギー
・ルクセンブルク
・オーストリア
・フィンランド
・アイルランド
・ポルトガル
・ギリシャ
・キプロス
・マルタ
・スロベニア
・スロバキア
・エストニア
・ラトビア
・リトアニア
・クロアチア(2023年1月から導入)
・モナコ
・サンマリノ
・バチカン市国
・アンドラ
・コソボ
・モンテネグロ
ユーロは 公式には20か国で使われており、さらに周辺の小国や地域でも流通しております。
ユーロ/米ドル(EUR/USD)の特徴
・取引量が世界最大
・FX市場の流動性が非常に高い
・スプレッドが狭い
・ボラティリティは中程度
・新興国通貨に比べると安定的
・ニュースや経済指標の影響が大きい
・米国・ユーロ圏の経済動向に敏感
価格に影響する主な要因
レートに影響する要因としては、
米国要因:
FRBの金融政策の利上げや利下げ、米国の雇用統計、GDPなど
ユーロ圏要因:
ECB(欧州中央銀行)の政策金利、インフレ、政治リスクなど
世界的な不安が高まると「ドル買い」になりやすい傾向があります。
ユーロドルのトレード基本スタイル
スプレッドが狭く短期トレードに有利。
デイトレ・スキャルがベスト。
指標発表や値動きの瞬発力を狙うトレード方法。
安定感もり中長期トレードで、金利差・金融政策の方向性をベースにポジションを持つ
ユーロ/米ドルのメリット・デメリット
【メリット】
・取引コスト(スプレッド)が安い
・情報が豊富で分析しやすい
・世界標準の通貨ペア
【デメリット】
・動きが比較的穏やか
・一攫千金は狙いにくい
・欧米両方のニュースを追う必要がある